借金を返すために借金をして・・・、と自転車を漕いでいる状態になると、なかなか借金から抜け出せません。クレジットカードのショッピング枠や、キャッシングでの借り換え、段々辛くなってきますよね。いつか終わりがきます。
「このままで大丈夫なんだろうか・・・どうしよう・・・」
そんな不安な毎日を過ごしてしまいますよね。パチンコや競馬のお金を自転車操業で回している状態と、生活費、家計費をまかなっている場合、住宅ローンや自動車ローンの返済が滞りそうな状態、「自転車を漕いでいる」と言っても、人によって、状態は様々です。
クレカのリボ払いも、気がついたら、あっという間に借金が溜まっている、ということもあります。
その場しのぎで、自転車を漕いでいても、借金は段々と増えていきます。事故や病気、身内の不幸、減給、退職、解雇、何かあったら、その時点でアウト。試合終了です。元本が全然減らないですよね。どんどん悪循環に陥っていきます。
一回、滞納してしまうと、督促は来るし、滞納した分も払って、返済していく、という風には続きません。滞納して、信用情報に載っちゃうと、新しい借金も出来なくなります。
50万円、100万円、ちょっと頑張ったら返せそうなのに、なかなか返せない。どんどん悪化していく前に、早めに手を打ちましょう。
おまとめローンがダメな理由
自転車を漕いで借金をしている人は、金融機関、消費者金融、クレジットカードのショッピング枠、リボ払い、と複数の貸金業者からお金を借りている人が多いです。
そこで思いつくのが、CMや電車の広告でも見かける「おまとめローン」。全部の借金をひとつのローンに一本化していく方法です。場合によっては、利息が下がるかもしれません。でも、ちゃんと計算してみると、意外に利息下がらず、返済期間が長くなる、というケースもあります。
おまとめローンは、借金の一本化をするだけなので、別に借金が減るわけでもありません。要注意です。なんとなく借金が減ることや、追加で借金ができそうなイメージを持つ人もいますが、誤解ないように理解しておきましょう。
また、最大のデメリットは、債務整理をするときに実感します。借金が返済できなくなって、債務整理をしないといけない、という可能性も高いでしょう。
テレビのCMでよく流れている「過払い金返還請求」。払い過ぎた利息が返還される方法があります。お金が戻ってくるんですね。債務整理では、返済元本と相殺して、済元本を減らして、毎月返せる範囲で返せるように、弁護士が交渉したりします。
ですが、おまとめローンにすると、「過払い金返還請求」が難しくなります。まとめる前に借金をしていた各社へは、一度借金を返済して、一本化するのがおまとめローンです。本来返す必要のない金額(戻ってくる金額)まで返済することになります。過払い金返還請求ができれば、引き直しの計算をして、本当に返済する必要のある借金がわかります。
おまとめローン後にも、過払い金返還請求はできますが、再度、弁護士や司法書士に依頼することになります。
債務整理を検討する
おまとめローンをしても、さほど利息が減るわけでもなく、デメリットが多いです。自転車創業状態なら、まずは、弁護士に相談するのがオススメです。
「自己破産をしないといけないのか・・・」
とイメージを持っている人もいますが、実際の債務整理では、
- 任意整理
- 個人再生
- 特定調停
- 自己破産
という風に、債務整理の種類があります。
自己破産になると、身の回りの資産を全て手放すことになりますが、他の方法であれば、住宅ローンを返済中の自宅が残せたり、将来利息をカットして、返済元本を圧縮して、3~5年で返済できるようになったりします。
すぐに債務整理をする必要はないかもしれません。ですが、まずは、現状を把握するのが一番です。
弁護士事務所って聞くと、ハードルが高いように見えますが、そんなことはありません。相談までなら無料です。メールで連絡すれば、緊張せずに済みますね。